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蓄電池のサイクル数

使った量と電池の劣化は別。サイクルの数え方と、放電の深さによる違いを操作して学びましょう。

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数字で体験する。

「使った量」と「電池への負担」は同じではありません。

01

使った電気を、足してみる

この体験では、電池の基準容量100%分を放電したら「1サイクル相当」と数えます。

サイクルをつくる
どのくらい使ったことにする?

ボタンを押すたび、必要な充電をしてから次の放電をした想定です。

使った容量の積み上げ0%分
25% + 25% + 50% = 100%分 → 1サイクル相当
上のボタンを押すと、ここに記録が増えます。
合計のサイクル相当数(使用量)0.00回分

0%分の放電量 ÷ 100。劣化した割合ではありません。

この100%は説明用の基準容量です。電池セルを実際に0%まで放電させる意味ではありません。充放電損失・容量の変化は含まない学習用計算で、メーカーのサイクル試験・劣化量・寿命予測とは異なります。

02

日々の使い方では、どう変わる?

1日あたりの放電量を動かすと、年間のサイクル相当数が変わります。

50%
1日に使う回数
1日0.50回分
× 365日
1年の累積(単純計算)約183回分

毎日同じ量を使うとした仮定で、将来の実際の使用量や寿命を予測するものではありません。1年365日として計算します。

03

同じ1回分でも、負担は同じ?

合計の放電量は同じ。でも、1回にどこまで使うか(放電深度・DoD)が違います。

放電の深さを切り替える

選んだ使い方

50%ずつ × 2回合計100%分 = 1.00サイクル相当
50%50%

半分ずつ使う例。1回の放電が浅くなっても、劣化量が半分になるわけではありません。

1.00回分でも、何%劣化したかは計算できません。

放電深度・温度・充電状態・電池の種類・充放電速度・経過時間によって劣化は変わります。ここは使用量の比較であり、製品の寿命や劣化率の予測ではありません。

04

サイクル数だけで寿命は決まらない

見積もりで似た数字を見ても、意味は別です。

サイクル数

充放電を繰り返した量や、所定の試験条件下での回数に関する指標。

経年劣化

使っていなくても、時間・温度・保管状態などの影響で容量が変化。

容量保証

製品ごとに定める期間や容量の下限・適用条件。サイクル寿命と別の約束。

「6,000サイクル ÷ 365日 = 寿命16.4年」ではありません。

1サイクル当たり何%劣化するかも直線的には計算できません。製品ごとの試験温度・放電深度・終了時容量・保証書を確認しましょう。

よくある疑問

50%を2回使ったら、2サイクル?

このページの『満充電容量を基準にした放電量の累積』では、50%を2回使って合計100%分なので1サイクル相当です。実際のメーカー試験では充電・放電や測定条件の数え方が異なる場合があります。

6,000サイクルなら、1日1回で約16年使える?

6,000÷365は単なる算数上の年数です。公称サイクル数は所定の試験条件と終了時の容量基準による値で、実使用での寿命や保証年数を表しません。使用しなくても進む経年劣化や温度条件も関係します。

1サイクル使うと容量が何%減るの?

一律の劣化率はありません。サイクル相当数は使用量の指標で、失われる容量とは別です。放電の深さ・温度・電池の化学系・充電状態・経過時間などで結果が変わります。

サイクル数が多い電池ほど絶対に良い?

数値だけでは比較できません。公称サイクル数を計測した温度、放電深度、電流、容量維持率の基準が違うためです。容量・出力・保証・必要な工事も合わせて判断します。

製品固有の数字は別ページで型番ごとのサイクル試験・容量保証を見る

メーカーの公表値が確認できた製品だけを掲載し、不明な数値を推測で補いません。

製品図鑑を見る
参考資料と計算の前提PNNL:サイクル寿命とカレンダー寿命の定義 ↗米国国立研究所:放電深度によるサイクル劣化・経年劣化のモデル ↗

参照:2026年10月28日。説明用のサイクル相当数は、放電量の累積を基準容量で割った値です。メーカーのサイクル試験と同じ算定方式とは限りません。

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